9月12日(金)に行われました、mama’n chu! café vol.4のご報告をさせて頂きます。
子育て中のママを中心に、これまでで最多の60名近くが参加され、会場は賑わいを見せていました。今回は特に、赤ちゃん連れの若いママの参加が多かったことが印象的でした。
原発事故という重大なことが起こりながら、3年半が過ぎた今の様子は、まるで事故前に戻ってしまったようにさえ見えますが、これから育つ幼い子どもを抱えながら、身を守るための情報が不足していることにより、戸惑いや不安を感じているママは、実は多く存在しており、このカフェの存在を知り、こうして多くのママが集まったということが、そのような現実を表していると思いました。
問題が存在していながら被曝から守るための対策はなかなか進まず、どうしたらいいのかと焦りを感じているというママも多数です。特に母子避難から戻って来たママの戸惑いの声は、ここに留まりながら様々なことを見て来た私たちにとってはとっても新鮮に感じます。
当たり前に不安を話すことが難しくなってきている今、なにが起こっているのかを確かめるため、このカフェに参加して下さった多くのママたち。
今回も「いわき放射能市民測定室たらちね」より、原発事故当時からの汚染の実態を伝える報告や、食品汚染や砂浜の汚染の測定報告をして頂きましたが、その報告には、初参加のママからはいつも驚きの声があがります。
検査体制が整い、その測定によって「セシウムは不検出」であるという結果が出ても、それは放射性物質が全く含まれていないというわけではありません。たらちねの測定主任が、何度も何度も繰り返しながら、ママたちに測定結果の読み解き方を伝えて下さいました。
「測っているから大丈夫」という受け止め方を見直すためにも、このような場で知識を得ることができることは、とても有意義なことだと感じます。
母親の測定チーム「TEAM ママベク 子どもの環境守り隊」からは、いわき市内の小学校測定の結果と、その結果を受けての行政の取り組みや、その進捗状況をお伝えしました。
各学校の空間線量の他に、土壌汚染の実態をお伝えしたところ、やはり、驚きの声があがっていました。空間線量だけでは把握することのできない汚染の実態は、まだまだ楽観視などできない現実を見せられることでもあります。地域の子どもたちを追加被曝から守るため、早急な対応を今後も求め続けながら、幼稚園、中学校、保育園の測定も、引き続き行っていくという報告でした。
今回のゲスト、福島県出身のNHKディレクター、栗田和久さんからは、栗田さんが制作を手がけた「母子避難」をテーマにしたVTRを観せて頂き、事故後の取り組みの様子や、なかなか知ることのできない報道の現場での貴重なお話をして頂きました。
これまでの暮らしを手放し、避難生活を続けることの厳しさ。
その厳しさからここに戻り、被曝を受け入れなければならない苦しさ。
そして、避難せずにここに暮らし続け、早急な被曝対策を求め続けている苦しさ。
原発事故を経験した私たちは、どこに居たとしても、厳しさを突き付けられています。
福島県出身者として、被災した人々が抱える問題を埋もれさせることなく伝えて行きたいという栗田さんの熱い思いを受け止めながら、私たちもここから声を挙げ続けなければならないということを、改めて感じました。
お茶の飲みながら、軽食を挟みながら開催されているmama’n chu! caféですが、今回も全国のサポーターのみなさんから、たくさんの思いが寄せられました。
mama’n chu! caféを支えて頂いています、「ゆの実」会さんからは、メンバーの安保さんからの、ずっしりとした天然酵母のパンを届けて頂きました。
ライ麦カンパーニュ・プチパンいよかんピール・ミニ食パン。全てヴィーガン仕様というこだわりのパンたち・・・。カフェに集うママたちのことを思い、心を込めてつくって頂きました。
安保さん、ありがとうございました!!
同じく、「ゆの実」会、代表の原田さんからは、日本人のソウルフード「おむすび」を届けて頂きました。こだわりの、小豆玄米ご飯のおむすびは、圧力鍋炊きと土鍋炊き両方を人数分握って頂き、丁寧な説明書きと食べ方まで書いた手紙も添えて頂きました。
圧力鍋炊き・・・ぎゅっと圧力をかけて炊くので、モチモチの食感となり、身体が陰性(緩んでいる)の方向けです。土鍋炊き・・・土鍋で時間をかけて(3時間かけて炊いて下さったそうです)ふわっと炊くので、身体が中庸か陽性(しまっているタイプ)の方向けです。
身体のタイプ別にと、丁寧な説明書きと、シールまで貼って送って頂きました。
原田さん、心のこもったソウルフードを、ありがとうございました!!
九州は福岡県の強力なサポーター、藤川さん&鮫島さんより
本場長崎「福砂屋」さんのカステラをたくさん送って頂きました。参加人数が増えて行く様子をご覧になり、追加の手配をして下さったそうです。
藤川さん、鮫島さん、いつも見守り、応援してくださり、ありがとうございます!!
福岡県糸島市「糸島しましまプロジェクト」の阪井麻紀さんからは、ハーブティー用のハーブと、ハーブバター用のハーブを送って頂きました🎶
麻紀さんは「アロマ工房 香の宮」の主宰もされています。そのガーデンのスケールの大きさを想像しながら、しばし思いを馳せました。ハーブは、放射能を取り込みやすいため、汚染の可能性のあるここに育つものたちは、お茶にして飲んだりということにはためらいがあります。それでもこうして、西のほうから届くハーブたちに、フレッシュな香りで元気をもらうことができることは、とてもしあわせなことです。
https://www.facebook.com/studio.kaorinomiya
小まめ堂さんからティートリー軟膏が届くということで。。。なんと!ティートリーの枝も送って下さいました。ここでは見ることのできない珍しいティートリーは、カフェの演出にも使わせて頂きました。麻紀さん、ありがとうございました!!
愛知県の「ふくしまサラダプロジェクト」さんからは、カフェのランチでお出しする、サラダ用のお野菜をたくさん届けて頂きました🎶
それからそれから・・
愛知県産の、遺伝子組み換えをしていない菜種から搾り取られた、添加物一切なし!の菜種油を提供して頂きました!!昔ながらの製法で作られた、酸化しにくい菜種油。これは本当に貴重なものです。こちらは、ドレッシングとして、使わせて頂きました。
宇都野さん、「ふくしまサラダプロジェクト」のみなさん、ありがとうございました<m(__)m>
愛知県「ふくしまサラダプロジェクト」さんご紹介の、「こもぱん」さんからは、おいしそうなメロンパンとこげぱんが届きました🎶
http://wp.comopan.net/57514/
こちらは、おやつに最適な、かわいらしいパンでした(*^-^*)
お子様のお土産に♡と、ママたちは、とても喜んでいました。
「こもぱん」さん、ありがとうございまーすヽ(^o^)丿
同じく、愛知県「ふくしまサラダプロジェクト」さんご紹介の「Tuki4(つきよ)」さん、「隠れ家ギャラリーえん」さんからは、前回に続き、おいしいスイーツを届けて頂きました。
スイートパンプキンマフィンと秋の米粉焼きドーナツ2種(さつまいも・かぼちゃ)。
乳製品・卵・白砂糖を使わない体に優しいおやつは、こだわりの材料をふんだんに使ったもので、今後も長いご縁で繋がらせてほしいというありがたいお言葉を頂いています。
ほんとうに、ありがたいことです!!
前回大変好評を頂いた「小まめ堂」さんからのティートリー軟膏を、今回も届けて頂きました。関西にお住いのみなさん、川崎にお住いのみなさんが「小まめ堂」さんを支えておられ、届く間にはたくさんの方の手をかけて作業がされています。今回、最終の仕上げを担当して下さったのは、川崎市の鈴木千尋さんです。たくさんの軟膏をつくるのは、とても大変なことだったと思います。お肌のトラブル全般に使える万能クリームですので、みなさん、喜んでおられました。
小まめ堂さん、ありがとうございました~ヽ(^o^)丿
神戸の横山節子さんからは、オーガニックの珈琲や紅茶、ジャム、シロップ、ジンジャーエールを届けて頂きました。一連の、パワフルな関西のお友だちのみなさまが、ガッチリとサポート体制を拡大させつつ、その輪が全国へと広がっております。
だるま森とえりこさんのポストカードも添えられていますが、だるま森さん、えりこさんは、行く先々のイベントで、私たちの思いを届けて下さっているそうで、ほんとうにありがたいです。
節子さん、だるま森さん、えりこさん、 関西のみなさま、いつもありがとうございます~ヽ(^o^)丿~♡
この夏、メンバーがお世話になった北海道の保養プログラム「福島プロジェクト思いっきり夏休み」山の家きょうどうの富塚さんからは、mama'n chu! cafeにプルーンを届けて頂きました。多方面でのご協力に、感謝いたします!!
http://ameblo.jp/project-fukushima/
個人的にmama'nchu! cafeを応援して下さる方のおひとり、谷畑まゆみさんからは、前回同様「お菓子工房はぁもにぃ」さんのスイーツが届けられました。 この工房の素敵な取り組みと、私たちの思いに共通点を感じるというまゆみさん。いろんなことは繋がっていて、今この時は、その思いが繋がる時でもあると、私たちも感じています。
ママたちに、喜んでもらえますように・・・というまゆみさんのお気持ち、ありがたく受け止めさせて頂きますね~
まゆみさん、ありがとうございまーすヽ(^o^)丿
http://okashikoubou.com/?pid=69822672
「豊作野菜を送る会」さんからは、淡路島で自然栽培の農業をされている児島さんより、無農薬無肥料の自然栽培の赤シソ、赤バジル、モロヘイヤを届けて頂きました。苗定植後農薬3回の減農薬淡路島玉ねぎや、無農薬のカボチャなど・・・
淡路島のお野菜をありがたく受け取らせて頂きました。
児島さん、「豊作野菜を送る会」さん、ありがとうございました!!
和歌山県紀の川市にお住いの、岩崎真弓さんからは、無農薬の土壌のスギナを届けて頂きました。洗って乾燥をさせた、お茶にして飲める状態のものだそうです。真弓さんがお勤めの、観音山フルーツガーデン敷地内で刈り取ったスギナです。スギナ茶は今回の福島原発事故での体内被爆原因の、取込んだ放射性物質までをも排出する効果があると、秘かに注目されていて、日本では古来から胆石や腎臓結石を溶解、排出させる働きもあることで知られてきた植物だそうです。そして放射性物質など有害ミネラルの排出作用を持つと言われています。
真弓さん、ありがとうございました!!
茨城県から三重県に移住し、有機農業を再開された「あきふゆ農園」の児島さんからは、じゃがいも、ししとう、ピーマンなどを送って頂きました。このような形で縁を持つことができて嬉しい・・と言って頂いています。
児島さん、ありがとうございました!!
二本松市、田村市から長野県に移住し、同じく有機農業を再開された農家さんからは、「NPO食と農のまちづくりネットワーク」さんを通じて、たくさんのお野菜を送って頂きました。
同じく、長野県上田市の「コラボ食堂」さんからは、マフィンなどのスイーツを届けて頂きました。
長野県の「NPO食と農のまちづくりネットワーク」さんの、長期的なサポートにも、心よりの感謝を申し上げます。
たくさんのおいしいものを全国から届けて頂き、お土産もたくさんお渡しすることができました。
これまで知ることのできなかった新たな情報を得て、気が引き締まったという感想や、不安な気持ちを共有する出会いを得ることができてよかったという感想、まだまだ楽観することはできないので、今後も情報を入手しながら、予防に努めていきたいという感想など。。思うことはそれぞれだったようですが、これから自分にできることはなんだろうと、先のことを考え始めたママもいたようです。
まずは、出会うことからがスタートですので、うれしいたのしい🎶というカフェをきっかけに、新たな出会いを得ることができたことは、今後につながる流れとなったことと思います。
このカフェを支えて下さった全国のみなさま、本当に、ありがとうございました。
お陰様を持ちまして、mama’n chu! café vol.4は、大盛況にて終了致しました。
みなさまのご協力に、心からのお礼を申しあげます。